俺と異国の女の子

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「わたしの方こそすみません! 日本の街が珍しくて、キョロキョロしていました」    お尻を撫でながら立ち上がる女の子。    俺は、息を飲んだ。    月明りにキラキラと輝く、ウェーブのかかった金髪。    クリクリした二重の大きな瞳。    薔薇の蕾のようなふっくらとした唇。    女の子の容姿は、全ての造形が凡人の物とは雲泥の差だった。   「あの、荷物を返してもらってもいいですか?」
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