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「つ、付き合ってください!! 」
学校の帰り道。今日で8人目となる少女が告白した。
勿論、俺にでは、ない。俺の隣にいるイケメンにである。
「ごめん。俺、君の事知らないから友達で良ければ……」
そして、これで八回目となる同じ言葉を少女にかけた。
「はい、よろしくお願いします」
少女は満面の笑みを浮かべ去って行く。いつも、この風景。全国のモテない男性代表で彼を殴りたい。
しかしながら、彼は何気に武術達人である。何回か食らわしたが何回も倍返しにされた。
「気に入らねぇ」
俺は腐れ縁に呟いた。
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