勇者召喚!!+a

2/6
2324人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
「つ、付き合ってください!! 」 学校の帰り道。今日で8人目となる少女が告白した。 勿論、俺にでは、ない。俺の隣にいるイケメンにである。 「ごめん。俺、君の事知らないから友達で良ければ……」 そして、これで八回目となる同じ言葉を少女にかけた。 「はい、よろしくお願いします」 少女は満面の笑みを浮かべ去って行く。いつも、この風景。全国のモテない男性代表で彼を殴りたい。 しかしながら、彼は何気に武術達人である。何回か食らわしたが何回も倍返しにされた。 「気に入らねぇ」 俺は腐れ縁に呟いた。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!