8人が本棚に入れています
本棚に追加
というわけで、私は新庄と2人きりになった
「あの~、ちょっとお話が…」
「いいから座りな」
だからどこに!?心の中でツッコんだ私は、先程トランプをしていた園崎の席にすわることにした
「あのですね、実はお話が…」
「分かったから、早く用件を言いな」
それを今から言おうとしてるんだよ!!
「実はですね、あなたの友達の林さんの依頼なのですが…」
「誰、そいつ」
は?何を言ってるの?
「ですから、あなたの友達の林さんが…」
「だから誰なんだよ、そいつは!!」
新庄は面倒くさそうに返答をする
「知らないんですか?少し髪が長くて、可愛いって有名な林美和子さんですよ」
「知らない。友達でも何でもないし、そんなやつと話した覚えもない」
…美和子の言葉は嘘だったのだろうか
「とりあえず、今はそれどころじゃないんです!!美和子の友達が困っているんですよ!!」
最初のコメントを投稿しよう!