出逢い

8/12
前へ
/91ページ
次へ
  というわけで、私は新庄と2人きりになった 「あの~、ちょっとお話が…」 「いいから座りな」 だからどこに!?心の中でツッコんだ私は、先程トランプをしていた園崎の席にすわることにした 「あのですね、実はお話が…」 「分かったから、早く用件を言いな」 それを今から言おうとしてるんだよ!! 「実はですね、あなたの友達の林さんの依頼なのですが…」 「誰、そいつ」 は?何を言ってるの? 「ですから、あなたの友達の林さんが…」 「だから誰なんだよ、そいつは!!」 新庄は面倒くさそうに返答をする 「知らないんですか?少し髪が長くて、可愛いって有名な林美和子さんですよ」 「知らない。友達でも何でもないし、そんなやつと話した覚えもない」 …美和子の言葉は嘘だったのだろうか 「とりあえず、今はそれどころじゃないんです!!美和子の友達が困っているんですよ!!」
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加