エピローグ

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  彼女は走っていた 「もう、いつまで追いかけてくるのよ!!」 後ろには全身を黒に包んだ男がいる ここ毎日同じようなことが起こっている ついに我慢の限界になった 彼女は、男と向き会って言った 「いい加減にしてよ!!警察に通報するわよ!!」 …男の動きが止まった …彼女が安心したその時、男は言った 「ふふふ…殺してやる」 その声を、彼女はまるで地獄を這っている亡者のうめき声のように感じ取った 彼女は、一目散に走った もう、後ろを見ることは出来なかった
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