8人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
「ちょっと待って。なんで私がそんなことしなくちゃならないの?」
「だって私の1番の親友でしょ」
私は今、友達の林美和子(はやしみわこ)に難題を押し付けられている
そうそう、自己紹介をしておかないと
私は近畿南京高等学校に通っている、神崎涼子(かんざきりょうこ)だ。
ん?ナンキン高校?違う!!
ナンキョウ高校だ!!どうやら京都の南にあるという理由で付けられたらしい。
「涼子!!人の話聞いてんの!?」
「聞いてるけど…そんなこと出来るわけないじゃない」
どうやら美和子の友達が、変な男に追いかけまわされ、この間「殺す」と言われたらしいのだ。それを何とかしてほしいと、私に頼んで来ている
そんなの知らん。意味分からん。
…って言うか、あんたの友達でしょうが!!
「あ、私、用事があるからゴメンね~」
「待て、涼子。あんた親友の頼みが聞けないわけ?」
脅しか!?
「私だってどうしたらいいのかわかんないよ」
「そう言うと思った。だからほれ、新庄の所に行けって」
なら、あんたが行け!!美和子!!
……新庄は気味が悪い
どうやら人の過去や未来が見えるという噂があるのだ
最初のコメントを投稿しよう!