出逢い

2/12
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
  「ちょっと待って。なんで私がそんなことしなくちゃならないの?」 「だって私の1番の親友でしょ」 私は今、友達の林美和子(はやしみわこ)に難題を押し付けられている そうそう、自己紹介をしておかないと 私は近畿南京高等学校に通っている、神崎涼子(かんざきりょうこ)だ。 ん?ナンキン高校?違う!! ナンキョウ高校だ!!どうやら京都の南にあるという理由で付けられたらしい。 「涼子!!人の話聞いてんの!?」 「聞いてるけど…そんなこと出来るわけないじゃない」 どうやら美和子の友達が、変な男に追いかけまわされ、この間「殺す」と言われたらしいのだ。それを何とかしてほしいと、私に頼んで来ている そんなの知らん。意味分からん。 …って言うか、あんたの友達でしょうが!! 「あ、私、用事があるからゴメンね~」 「待て、涼子。あんた親友の頼みが聞けないわけ?」 脅しか!? 「私だってどうしたらいいのかわかんないよ」 「そう言うと思った。だからほれ、新庄の所に行けって」 なら、あんたが行け!!美和子!! ……新庄は気味が悪い どうやら人の過去や未来が見えるという噂があるのだ
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!