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高校2年の秋、勇司はやーた、さっさん、ワカ、りちゅう といつもの5人組で遊び呆けていた。
5人は学校をサボっては遊びにいったりケンカをしたりと好き勝手な高校生活を送っていた。
勇司には『ひでみ』という彼女がいたが、飽きっぽい性格ゆえわずか2ヶ月でほとんど会う事もなく中途半端な状態になっていた。
さっさんは心配そうに
『勇司よ、ひでみちゃんとも遊びに行けや。最近あってないんちゃうんか?』
『いや、なんか遊んでてもオモロないねん。面倒くさなってきた』
やーたが横やりをいれる。
『せやけど別れてはないんやろ?』
『このまま自然消滅でもええねん。』
『そんなんあかんやろ』
ワカは正義感が強い。横でりちゅうは黙って頷いている。
『わかった、わかった。ケジメつけたらええんやろ‼今から別れてくるわ。』
勇司は半ばヤケクソで電車に乗った。
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