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6時限目の終了と同時に勇司は教室を出た。最後まで学校にいるのが珍しい。同じクラスのさっさんに会いに行く事を告げ独りで駅に向かった。
東梅田に着いた時には勇司の鼓動はMAXに達していた。平静を装い階段をゆっくり上がった。3人いる。
(え~冷やかしやったんか?)
舌打ちをして目がつり上がる。
『あっ、勇司くん。来てくれたんやね😃サキコはあんまり男の子と話した事ないし緊張してるけどヨロシクね😃』
2人はサキコの肩を叩いて去って行った。
(冷やかしやなかったんか)
勇司は少しホッとして顔を真っ赤にしてうつむいてるサキコに声をかけた。
『サ店でも行こうか?』
『…ぅん』
サキコはうつむいたまま頷いて勇司の後ろを歩いた。
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