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アイスコーヒーを注文してセブンスターをくわえた。自分だけなら平気だがサキコも制服だったので勇司はタバコに火を点けずに胸ポケットにしまった。
『ぁの…すいません、突然手紙なんか出してしまって』
と言いながら初めて勇司の顔をみた。
『いや、嬉しかったよ。それより何で俺の名前知ってんの?』
『勇司くんってうちの学校でも有名人やから名前はずっと前から知ってた。』
『ふ~ん、そ~なんや。っていうかあんまり緊張せんと普通に喋ろや。』
『私、男の子と話すのあんまり慣れてないから』
サキコは頭をかきながら笑った。
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