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それから意味のわからない手紙。
窓が割られる、なんて事もあった。
「あの頃のあの人はすっげぇ恐かった…」
思い出すように笑う電話の向こうの人。
「あの時のあの人の口癖は"あの人の人生は私と共にあるべきなの!!"だぜ?」
自分の母親を真似した様な声と大きくなる笑い声。
しかし、私は笑えない…
それは恐怖以外の何者でもなかった。
それを理由に私の父は殺されかけたのだ。
なんて自分勝手な…
そんな事が度々続いた日々から母は彼の母を怖がり狂うように泣いたのだろう。
それは藍兄にも見せるほどの恐怖だったのだろうか…
私が日常が壊れ始めた。
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