人間の中の悪

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「ルールは簡単だ、あそこの渡り廊下のガラスを抜いてある、その渡り廊下を隔てて打ち合うそれだけだ。お前はベレッタ、俺は自分の銃を使う 」 「ふっふはははは!!、安心しましたよ、ゲーム大会なんていうから頭がおかしくなったかと思いましたよ……相変わらず貴方は狂っている」 「お前たち、渡り廊下のシャッターを下ろせ、15分経ったら開け」 渡り廊下の内側に入り兄さんと対峙した。 「始めようか・・・」 兄さんの銃はアサルトライフル、開始と同時に乱射、互いのの廊下にある蛍光灯を全てたたき割った。 おそらく兄さんのアサルトライフルにはナイトスコープが実装されている。 「しまった!!」 「ははは、死ね」 乱射音が院内に響き渡る。 どうやら院内に人はいないようだ。 ベレッタを打ち返すも、こちらからは兄さんの姿が確認できない。 「弟よ、やはり人を打ちぬく感覚は最高だ」 兄の打った一撃が僕の右肩を貫いた。 「がっ」 「ふははは、どうだ!?つらいか、痛いかこの人生の負け犬が!!今お前は必死にかわしたな!?だからお前はオモシロイ!!さぁ踊れ踊れ踊れ!!」 壁に当たり銃弾が跳ね返る、それが偶然僕の足をとらえる。 「ぐぁ!!!」 「どうした、打ってこないのか?こちらが弾を切らすことはない、特別カスタムのフルオート1カート60発のアサルトライフル!、弾はいくらでも持ってきている!!こいよ弟よ!!」 計測せよ・・・ 貴様の勝利は確実・・・ 計測せよ・・・ 貴様の勝利はゆるぎない・・・
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