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「毎日、ベルトベルト、って付き纏いやがって、やってること違うじゃねぇか」
「それは、元首の方針だからなぁ。
だからこそ、あしは妥協案出しとるんに」
「妥協案?」
「あしとベルトが結婚して、並列国家になればいいんよ。
したら、お前の危機はあしの危機じゃし、そっち侵略されても、堂々派兵が出来、」
「「よくねぇ」」
「俺は誰も娶らん。
子孫も作らん、王位もいらん!
いい加減諦めろ馬鹿者」
「どうせこいつの軍団狙いだろう。
こいつさえ味方につけりゃ、悪魔のベルンバルト軍は自在に動かせるもんなぁ。
そうはいくか。
こいつは一生この国を離れんぞ。
はは! 残念だったな」
「ち……ちょっと待て、二人とも。
流れで上手くスルーしたけれども、彼は男です。
娶るも嫁ぐもない」
「「こいつは法律変えかねん」」
「嗚呼……、」
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