実験。俺と長門と奇跡の対面

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キョン「(な…、何だこの状況!? いつもならもっとこう、抱きつくにしても何かちょっと…、違うじゃん! 放送禁止用語まじえてのやり方がいつもじゃん! いや、それがいつもなのも問題だけど!)」 長門「………(ギュウ)」 キョン「(! さらに力が…! い、いかん! このままじゃ理性が崩壊する! ベルリンの壁ばりに崩壊する! つーか何か長門おかしい! いつもと違う! これじゃまるであの時の………!) …な、…がと…?」 長門「…な、何?」 キョン「お前…、もしかして、…あの時の…!」 長門「(ガチャ)…何故あなたは私と熱い抱擁を交わしているの…?」 キョン「ええ!? 長門がもう一人!? ということはこっちの長門は…!」 長門「キョン…くん。久しぶり…かな? 十二月十八日以来だね…」 キョン「…! 【消失】の長門…! 長門! どういう事だ!? 一体何が起こっ」 長門「そんな事より何故あなたはその私から離れない。浮気は許さないと言ったはず。たとえ私でも…!」 キョン「え、いや、長門? 嘘だろ? このタイミングで? この感動の対面をしている真っ最中で? ちょっ!? 長門! やめて! 人はそんなトゲトゲした物を呑み込んで無事でいられる構造はしていないんだぞ! ごめん! 謝るから許しギャアァァァアアア!!」 消失長門「キョンくん!? キョンく―――――ん!!」 長門「…嘘ついたら…、針千本のーます…」
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