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日曜日の夜のセックスは激しかった。私も大輝も今まで以上に性欲が増していた
ただ私の頭の中を青空を舞う花びらが中々消えずにいた
桜ってはかない…人間もそうだよね…
瞬間瞬間、大事に生きなきゃ…私ってそうしてるのかな?
今こうやって大輝と重なり合ってる瞬間も
胸がキュンとした
『疲れた?柚子』
『ううん、大丈夫よ…どうして?』
『一瞬力が抜けたからさ…』
『気のせいよ』
私は大輝の腰の動きに合わせた
大輝と私はお互い同時に声を出していってしまった
深夜私は喉が渇いて、目が覚めた
口の中にはまだ大輝の精液の味が残っていた
それが嫌な訳ではなかったけど、オレンジジュースを一気に飲み干す
そしてしばらくキッチンでぼんやりしていた
私は今いったい何を考えてるんだろう
本当はどうしたいんだろう
考えても、考えても、答えは一切出てこなかった
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