仕組まれた罠

4/7
前へ
/306ページ
次へ
ちょうど私が玄関に着いた時に華奈が学校にやって来ました。 「あのね華奈…っ」 (あいつらがね、家庭科の調理実習で何かしようとしてるの。でね、私を犯人にしようとしてるの。でも私は関係ないんだよ。違うんだよ。ねぇ華奈、華奈はもし何か起こっても私を信じてくれるよね?) 言いかけたのに、『ソレ』を伝えなきゃいけないと思うのに、急に口が乾いてしまって何も言えませんでした。 そして、事件は静かに幕を上げるのでした。
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!

214人が本棚に入れています
本棚に追加