仕組まれた罠

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「唏ー依奈♪おはよぉ~」 彼女達はいつものように私にだけ挨拶をしてきます。 華奈はそんな彼女達と目を合わせないように俯きながら席に着きます。 彼女達はいつも決まって華奈の悪口を本人に聞こえるように言ってくるのですが、今日だけは違ったようです。 彼女達は、わらわらわらっと華奈を取り囲むと 「家庭科の調理実習、楽しみにしてるから♪」 とそれだけ言って各々の席に戻って行きました。 嫌な予感は現実となってしまったようです。
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