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自分の家で本を読んでいる人物
彼の名はティルス・ロワイヤス
ティスの血を引く青年である。
ティルスはグラン村とは、はるか遠い場所ロネリー村へと移住していた。
「ティルス。朝ごはんだよ」
ティルスを産んだ後亡くなったアリアの変わりにかつて魔法学校の後輩だったエレナおばさんはティルスを引き取った。
自分の親がいないことを知らないティルスから見てエレナは唯一の母親だった。
また、ティルスが苦しくないためにエレナがずっとそのことを隠しているのだ
ティルスはエレナに育てられ立派に育ち18歳の誕生日を迎えるところだった。
「今行くよ母さん」
ティルスは部屋からでてリビングへと向かった。
「あなた今日誕生日でしょう?修行がすんだらはやく帰ってくるのよ」
「うん。わかった!」
ティルスは元気よくへんじをして修行へと向かった。
「はぁ!!」
キンッ!
剣と剣がぶつかり合う。
修行場所は家から離れた洞穴。
「まだまだ甘いぞ!!!」
「はい!」
剣の師匠であるグレイリィはティルスがいつか旅に出るために必要な剣の基本を叩き込んでいた。
「よし。今日は終わりだ。」
「ありがとうございました!」
「そういや今日は誕生日なんだってな」
「はい」
「おめでとう。はやく帰らねぇと母親が待ってるぞ!」
ティルスはグレイリィの話を聞いて急いで家に帰った。
「お帰りなさい。誕生日おめでとう!」
エレナはたくさんのごちそうを作って待っていた。
エレナと会話をしながら食事を済ませ眠りについた
だがティルスはこの時大変な事件が起こるなんてことを予想だにしていなかったのだ…。
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