~絶望~

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「そんな…」 村は焼き払われ屋台は崩れ、辺りには人々が倒れ込む姿。 血の臭い…焼ける臭いが充満し最悪なこうけいとなっていた。 母さん…の姿は見当たらなかった。 「どうして…どうして俺を守る必要があったんだ?」 そう考えているとエレナの言葉が頭をよぎった。 『あなたの父親はティス・ロワイヤス』 そういえば…よんだことがあるグラン村の記憶って本を… 何故かわからないけどロネリー村はこの本をすごく大切にしてた… 『ティス・ロワイヤスは勇者』 名前からして勇者の名前とにているし…俺は勇者の息子なのか? だから俺を殺すために村を襲ったのか? わからない…でも、もしそうなら…みんなは俺の事を知ってて何も言わなかった 勇者の息子だとしってて 命を捨ててまで俺を守ったんだ… 「うっ…うぁあああ!!」 ティルスはその場に座り込み泣き続けた…。
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