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次の日、変わらず忙しい時間を過ごした。
月末が近付いて、処理する書類も多い。
いつも通り店頭のチャイムが鳴り窓口へ急ぐ。
久しぶりに足立さんが立っていた。
『こんにちは』
いつも通りの笑顔だ。
『今、伊藤さん呼んできますね』
去ろうとしたあたしを足立さんが呼び止めた。
『佐山さん、昨日お休み？』
『あっ、お休みもらいました。どうして知ってるんですか？』
『昨日も来たんだ。そしたら、出てくれた方が佐山さんじゃなかったから』
『そうだったんですね。でも、２日も続けて珍しいですね』
『うん、ちょっとね。どう？休めた？少し疲れてる様だったから』
『はい、ありがとうございます。大丈夫です』
じゃあ、とその場を去り伊藤さんを呼びに行く。
周りに気を使わせるようではまだまだだなぁ、と思いながら。
そして、足立さんの笑顔に余韻を残しながら。
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