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｢うお!?な、なんだ｣
当然ながら突然現れた私にビックリする近藤さん
｢ンニャ、ニャニャン｣
ﾁﾘﾘﾝ ﾁﾘﾘ ﾁﾘﾝ
彼の足元では、私が鈴を前足でコロコロと転がして遊んでいる。
気分良く遊んでいたら、ヒョイと抱き上げられた。
振り返れば厳つい顔とバッチリ目が合った。
｢この猫、屯所で飼うのか?｣
わしわしと私の頭を撫でながら近藤さんが言う。
｢いや、そういう訳じゃ｢はい!!｣……オイ、総司｣
土方さんの言葉を遮って沖田さんが元気よく返事をした。
｢ここは、動物預かり所じゃないんだぞ、壬生浪士組分かるか?総司?｣
｢いいじゃないですか、猫の一匹や二匹……心の狭い人ですね、土方さんは｣
再び二人の言い合いが始まった。
｢クルルル……｣
｢ははは……｣
残された私たちは、ただただ苦笑いを浮かべていた。
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