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「よしっ!つー訳で、先ずはシロん家行くぞーっ!」
マーチのそんな発言により…一同は強制的にホワイトの家へ
と言ってもチェシャは面白そうだから…という理由で特に拒否はしなかったし、ホワイトも特に拒否はしなかった
アリスだけは面倒だと嫌がったのだが…マーチにズルズルと引きずられてホワイト宅へ行くことになった
そうしてホワイトの家へ一同は着いた。因みに、先ほどまで一同が居たのはアリスが初めに落ちた部屋…アリスの部屋である
ホワイトの家へ着いた一同…もといマーチは直ぐ様中へと入って行った
そして、屋敷中を叫びながら歩き回る
「メアリちゃーん!メ~ア~リ~ちゃ~~んっ!」
少しの間、マーチの叫び声だけが屋敷内に木霊していたのだが…暫くすると奥からカツカツカツという靴音が聞こえてくる
そんな具合に、少しせっかちとも取れる間隔で靴音を鳴らしながら奥から現れて来たのは……
「五月蝿いっ!!!」
「メアリちゃん♪」
そう、メアリである
怒鳴り声から始まった彼女の登場だが…入り口付近に視線をやってホワイトを見付けるやいなや、ホワイトの方をずっと見ている
そんなメアリに、ホワイトはニコッと笑って軽く首を傾げた後に笑顔のままで言葉を発した
「メアリ、よければ一緒に海に行きませんかっ?」
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