あの時のその人は…

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案の定、その先にはマーチとラン、それにヤマネが居ました。 よほど話が盛り上がっているのか、マーチとランはこちらに気付かず話をし続けています。 …あっ、因みに…ヤマネは熟睡してます。 「すみませ~ん!」 とりあえず、叫んでみました。 すると…… 「あらぁ?ホワイトちゃん?久しぶりねぇ」 ランが気づいてくれ、こちらを見て挨拶してくれました。 …ふぅ。気づいてもらえて良かったですっ! 「…あっ、ホントだ。シロじゃん。お茶会しに来たのか?それとも雑談しに来たのか?」 「一応、お茶会はしたいし…しに来たんですが……今はそれどころじゃないんです!」 ボクは、必死で内容を説明して…なんとか“アリスを休ませてあげれる部屋を借りたい”ということを伝えるのに成功しました。 そしたら…ランたちはすぐに用意にかかってくれました。 もちろん、ボクも色々とお手伝いはしましたよ? 一応、他人の家ですし…勝手にやったりはしませんでしたが…出来る限りのお手伝いはしました。 そんな感じで…ベッドの用意などを暫くしていると……ランが声を出した。 「こんなものかしらねぇ?」 確かに、周りを見てみると部屋の準備は出来てる感じです。
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