魔法の桜の木

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天使は歌っていた。 今まで聞いたことのない綺麗な声で 「…だれかいる?」 俺の気配に気付いたのか、 天使がこちらを見る。 「何してるの?」 「え、えっと…」 「俺はね、歌の練習!へたくそだったでしょ?」 「…いや、そんなことないと思う。」 「ほんと?」 俺は黙って頷いた。 こっちに近付いて来て、顔を見つめる天使。 .
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