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遊園地で遊んだ、次の日。
朝の登校の時だった。
「………」
「沙由ちゃん、あのさーー」
「ひゃ、ひゃい……」
沙由ちゃんは顔を真っ赤にして返事をした。
「沙由ちゃん?」
「……っ! ごめん!!」
沙由ちゃんはそう言うと、走っていってしまった。
その時に、観覧車での言葉を思い出した。
――もしかしたら、明日の私は変かもしれないけど、気にしないで……――
「じゃあ、いつも通りに接していいのかな?」
答える人はいなかった。
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