New Game !!! ~プロローグ~

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「ターゲット…三階廊下にて発見」 柱に隠れるようにして、俺の隣にいた金髪の男はそう明るく告げた。 俺もその隣からこっそり廊下を伺い言う 「はいはい。本日のターゲット確認。で、これからどうするんだ?」 いつもの調子でそう聞くと、隣の男はにんまりと笑った。 「そんなの決まってんだろ?そりゃあもちろん、…突撃あるのみだ!」 そうして、構えをとりタイミングを伺うと柱から出る 「きゃあっ!」 「あっと!(←わざと)」 とたんに可愛い悲鳴となんだかむかつく奇声が上がった。二人の人間が曲がり角でぶつかったのだ。 はかったようなシチュエーションの完成だ。いや、実際作ったんだけどね。 「いたぁ………。」 ぶつかった女子の方が床に手をつき、ぶつけた腰をいたそうにさすっていると、その目の前にすっと手が差し出される。 「だいじょうぶかい?きみ?」 「えっ、あ、はい…。」 おずおずとした手つきでその手をとる女子。立ち上がらせてもらったところで、スカートのほこりをはらい終えると彼女は金髪の男に礼をいった。 「ありがとうございま」 しかし、そんな彼女の礼を遮って男は猛烈に話始めた。
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