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「……此処に取り敢えず寝かせておくか……」
祐は少女を自宅へ抱き連れて自室のベットに乗せ布団を掛けた
「字は読める筈だろうから置き手紙して置くか……よし」
置き手紙をし裕は部屋を出た
「終わったぞー」
祐は自宅の隣、双葉の家の玄関を開けながら言い上がった
「あれ、早かったね?」
双葉が迎えつつ言う
「ちょっと順調に行ったからな」
「あ、ご飯準備終わってるよ」
「今日も美味しそうだな」
言いつつ祐は辺りを見渡し
「美月と一郎さんと美沢さんは?」
と双葉に聞いた
「お父さんはお風呂、お母さんと美月ちゃんはまだ台所じゃないかな」
扉の方を見ながら双葉は言う
「そっかなら待たないとな…」
(それにしてもあいつは何であんな所に倒れて……まさか“逃げ出した”のか……)
祐は家に残してきた少女の事を考えていた
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