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「うむ、ではこの時代について少し教えておこうかのう」
『あぁ、はい』
私は姿勢を正し、お館様の話に耳を傾ける。
「時は戦国、各地で戦が行われる事も多々ある」
うん、まぁ戦国時代だしなぁ←
その話にこくりと頷くと、今まで少し険しい表情をしていたお館様の顔が和らいだ。
「が、今はどの国も大人しくしておる。戦は何処でも行われておらん、安心せい!!」
『はぁ?!』
始めは緊張感漂う感じで話始めたのに、今は一気に何とも柔らかな雰囲気に変わっていた。
戦が行われていない…
死ねないじゃないか!!!←
「今の所は何処の国も動く気配は無い故、安心して下され!」
「ま、そうゆう事だから。…残念だったねぇ、刹那ちゃん♪」
『オカン、私の考え読んだな?』
「いやいや、読まなくても解るよ。あれだけ誰かさんが黄泉の国、黄泉の国って言ってたんだからさ」
佐助ムカつく、とボソッと呟いて、盛大にため息をついた。
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