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「うむ、刹那よ。ここにはお主の事を知る者は誰もおらん。生まれ変わったとでも思って、ここで生きてみよ!!」
ニッと笑顔を浮かべ生きてみろとお館様に諭される。
その優しげな笑みに私は何も言い返せなかった。
『うーん、まぁ、そうですね。少し生きてみますか♪』
まぁ、せっかくだしBASARAの世界を楽しもうじゃないか!
現実逃避しながらBASARAをプレイしていた時は『トリップして~』とか言ってたしな、私は。
…そのあとに『光秀に殺られたい』とも言ってたけど(笑)
『それじゃあ、改めて…よろしくお願いいたします!』
ペコッと頭を下げると、お館様の満足げな声が聞こえて来た。
「こちらこそよろしくお願いいたす、刹那殿!」
「よろしくね刹那ちゃん♪」
それに続いて幸村と佐助も口々に、よろしくと口にした。
『よろしく♪ あ、佐助はまぁいいとして、幸村にも敬語を使った方がいいのかな?』
「ちょっ、何で俺様はいいのさ!俺様の方が年上だと思うけど!!」
『佐助だからな』
「意味解んないし!!」
『はいはい、佐助はいいから。幸村に訊いてんの』
「気にしないで下され、某には敬語を使わなくていいでござるよ」
『そう?じゃこの口調で喋るから♪』
「承知いたした!」
これから、ここで世話になる訳だ。
佐助はともかく、幸村にもこの口調でいいのかと疑問に思って訊いてみたが、問題ないらしい。
堅っ苦しいのはしんどいから助かるなぁ。
それじゃ、ゆるゆると生きてみますか(笑)
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