m9(^Д^)プギャー

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 クリスマスイブ。  十二月二十四日、と言ったほうが正しいのか。共にすごす者もいず、ケーキも食わずプレゼントも買わず、イベントにも参加しなければ、その日は世間の浮き足立ったただの平日に過ぎない。  少なくとも、松岡修にとってはそうだった。  彼の職業は高校教師。大学を卒業してすぐに母校でもある今の職場に就職。五年目である今年は、年度末に急遽欠員の出た二年生を初めて、担任として持つこととなった。
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