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「……あたし、これでいいと思う?このまま戦争の道具にされたままで」
二人の目線が交わる。
「とりあえず生きて帰れ、
このままでいいかとか殺人がどうとかそんなごちゃごちゃしたことは後で考えろ。
死んだらなんも考えられねぇだろ。」
少年の目は頼もしそうに輝いている。
少女はそれを見て表情を和らげた。
「分かった。あたしは生きる」
「そうしろ」
お互いにニヤリと笑って、二人は教室から出ていった。
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