prologue 王の日常

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ボクの名は候月王(コウヅキキミ)。 ボクはいつも錬金術の実験やロボット制作を行いながら過ごしている。 ボクがいつも通っている場所は 『国立ルシファー魔法学院』 この星でもかなり頭の良い人間と、著しく魔力を持った人間しか入れないとされる名門中の名門校だ。 自慢ではないが頭は学年トップだ。 魔力の方は不明。 測定不可能でエラーになるのだという。 だから、医者は『マイナスかまたは、計りきれないほどに高いのかどちらかかだ』 と、説明された。 正直、魔力マイナスは、生きていられるんだろうか? ボクにはそういう知識が全くないためわからない。 難しい問題で、魔力については未だに解明されていない謎が多く存在している。 ボクはその例の一つに上げられる。 私生活に不自由はないし、それなりに魔法が使えるため試験がパスできないなんて事もない。 魔力系の試験も上位レベルの高評価をもらっている。 ただ、この星の人間との大きな違いはボクの父さんが地球生まれの天才科学者であることだった。 母さんはエデン生まれの天才魔術師。 この星でも稀な両親をもっていた。 『星が違うから』 と、いう理由で結婚するのも大変だったらしいが、ボクはそれなりに幸せだと思う。 それが理由か、ボクの魔力が計測不可能なのだ。 父さんも魔力計測不可能らしい…。 父さんの血何だろう。 父さんは『この体でエデンでも生きれるのだからお前も心配ない』 て、笑ってた。 その割に父さんだけ魔法が、使えないのは不思議だ。 幼少期から魔法を使っていなければ、難しいと書物で読んだことがあった。 そのせいであろうか? ボクは青い薬の試験管を持ち上げ緑色の薬に注ぎ込み魔力を込める。 「ふ~やっとできた…」 相手の魔力を減少させて破壊力を持たせるのは高度な錬金術なのだ。
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