prologue 王の日常

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そ…そんなこと…しない…。 ヒーラー…目が怖いって…。 「ヒーラー…疑いの目で見るなよ…と、言うかヒーラーも男じゃないか…お前こそ興味ないのか?」 「へ?ぼ、僕…?」 なんだ? 変に動揺にしてるぞ…。 「みたいのか?」 「興味ない」 はっきり言いったな…。 「ボクと入るか?」 「な、何言ってるんだよ。男同士で気持ち悪い…」 恥ずかしがり屋なのか、潔癖症なのか、いつもこの調子でヒーラーとは風呂を一瞬に入ったことがない。 「そ、そうだ、キミチャン。明日転校生来るらしいよ。超美人という噂が学院内広がってる」 転校生? しかし、召還の儀式の前に来るなんて、これまた珍しいな…。 「へ~」 「興味ないんだね」 だって自分に関係ないからどうでもいいし…。 「騒ごうが何しようが明日には、会えるならそれでいいし。性格が合わない奴ならしかたない…」 ボクは変人扱いされているため性格が合わない人間が多い。 ヒーラーは数すくない友達だった。 『父さんは地球人の中でも変人だ』と、母さんがいっていたしその影響かもしれない。 「冷めてるな…興味ないならまぁいいや。面白い物できたみたいだしとりあえず一本づつもらうよ。じゃねぇ」 「お、おい…」 止める間もなく回復薬と魔力減少爆弾をもっていた。 「じゃあね」 ヒーラーはさっさと部屋をでていった。 「はぁ…ボクの実験成果をなんだと思てるんだ…。扱い方間違えたら危ない代物なんだぞ」 そういや明日くるんだっけ? 転校生…。 『召還の儀式』とは、聖霊、天使、悪魔などを使役するために召還し契約するものだ。 今はここでボクたちは学院に入り契約する事が多い。 昔は弟子入りしたりしたらしいがね。 此処で契約を交わせなければ進級できないことにもなっている。
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