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部屋についたリリィはなるべく音を立てないようにルークに近づいていく。
そして、
「起きろ~~」
ルークの耳元で大声で叫ぶ。
ドテン
いきなり耳元で叫ばれたルークはびっくりしてベッドから落ちる。
「イテテテ、あらなんでリリィがここに?」
はぁ~せっかく人が気持ちよくもっと優しく起こせよ。
と心の中でぼやきながらも一応聞いてみる。
「あんたが寝てるから呼びに来たんでしょ。そ・れ・と・優しく起こして欲しいならこんな日に寝るな!!」
「あら、俺そんなこと言ったっけ?」
「あんたの顔に書いてあるのよ」
そう言いリリィはルークの顔を指差す。
はぁ~流石幼なじみだな。
こいつは小さい時から家が隣でよく遊んでたからな。
こいつ外見がいいんだけど、中身がな、きつ過ぎる。
まあ、それでも外見がいいからよくモテるよ。
「あんた、何1人で頷いてるの...なんか気持ち悪い」
「まあ、気にすんな。気持ち悪いのは元からだしな(笑」
うん、俺普通にキモいもんな。
※注意…ルークの顔は相当整っていて美形だが、髪の毛を長く伸ばしているため、周りの人には普通に見える。
「そんなことないでしょ…」
「ん、なんか言ったか?」
リリィが何か小さい声で言ったため、ルークは聞き取れなかった。
「そんなことより早く学校に行くわよ」
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