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リング王は、慌ててベッドから降りると、床に膝まづいた。
そして、頭を下げると言った。
「先程までの無礼。お許し下さい。私は、人間の王を勤めさせていただいております、リングと申します。」
その様子に、アレンは苦笑した。
「リング王。いいのか?侵入者だぞ?俺達は。」
後ろで、クスリ・・・・・と笑うケインの声が聞こえた。
「ただ事ではない、天使の振る舞い。少なからぬ身分の神とお見受けしました。私のような者に何の御用でしょうか。」
リング王の言葉に、アレンは、大きなため息をつき言った。
「ダリア。お前のせいだぞ・・・・・俺は、ゆっくり自由に見物したかったのに。」
アレンの言葉に、ダリアは頭を下げる。
「申し訳ありません。」
ケインはクスクス笑いながら言った。
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