2994人が本棚に入れています
本棚に追加
リング王は、顔を曇らせると言った。
「あの、研究所で、何かあったのでしょうか?」
アレンは、ため息をつくと言った。
「あの研究所は消した。人間達には、罰を与えておいたから。犯人捜索は、ナシで頼むな。」
アレンの言葉に、リング王は、呆然と言った。
「消した?罰?」
その言葉に、アレンは、不機嫌そうに言った。
「そう。あいつらは、龍の子供を集めて実験をしていた。人間にその能力を取り込めないかと。命を、おろそかにする行為は許せなかったんでね。彼らには龍の命を奪う権利を封じさせて貰った。」
眼を金色に光らせて言い放つアレンにその怒りの凄まじさを感じ取り、身体を振るわせるリング王。
最初のコメントを投稿しよう!