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「なんだ？まだ、何か用があるのか？」
不機嫌の混ざった、ｱﾚﾝの言葉に、ﾘﾝｸﾞ王は言った。
「もし、貴方様が、まだこの国を見学されるという事でしたら、是非、お持ちいただきたいものがあります！」
「うん？何？」
王は、一度礼をすると、ﾎﾞｯｸｽを開き、中から、黒いｶｰﾄﾞを２枚出した。
それに、何か魔力を込めると、ｶｰﾄﾞは、光を放ち、そして消えた。
そして、その2枚のｶｰﾄﾞを差し出す。
「こちらのｶｰﾄﾞでございます。」
ｱﾚﾝは受け取り、１枚をｹｲﾝに渡す。
「これは？」
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