2993人が本棚に入れています
本棚に追加
/276ページ
2人は、街中に戻って来た。
フードを捲るとアレンは大きく伸びをした。
「あーーーーー。疲れた。」
ケインは苦笑する。
「もう。アレン様ときたら。」
アレンは、ニヤリと笑うと言った。
「まあ。いいじゃん。さて、のんびり見物と、行きますか。」
アレンがそう言って、歩き出そうとした時だった。
「お待ちなさい!!」
何だか、凄い剣幕の女性の声がした。
2人は、振り返るとそこには、厳しい顔つきをした緑の髪の女性が、灰色のローブを羽織って立っていた。
ケインが眉を寄せて言った。
「待てとは、我々のことですか?」
最初のコメントを投稿しよう!