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そのまま、2人を大きな扉の前まで連れて行くと、その女性は中に入った。
「失礼します。学園長。」
そう言いながら、中に入った。
そして、2人を学園長の前に立たせると言った。
「城下町で、明らかに学園に通うべき年齢ですが、サボって通っておらず、義務を果たしていない子供を2人見つけましたので連れて参りました。あとは、お願い致します。私は、引き続き、学園の業務に戻ります。」
そう言って、その女性は慌しく、出て行った。
アレンもケインも、唖然として見送った後、苦笑した。
「何だか、随分慌しい人だね。」
そう言って、アレンはおかまいなしにソファに座った。
「ケイン。」
「はい。アレン様。」
ケインはボックスから、紅茶を出し、アレンにカップを渡す。
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