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「えーーーーー。」
そう言いながら、ションボリするアレンにケインは言った。
「アレン様。封印2つに相当する指輪を作るという案はいかがです?そうすれば、普段は、まあ、ここの教員並みには、抑えられるかと。」
ケインの言葉に、アレンは顔を輝かせた。
「そうか!その手があったか。よし。1つ外して創るから、結界頼むな。」
アレンの髪は輝き始め、目は金色に輝きを放ち始めた。
ケインはため息をつくと、強力な結界を学園長室に張り、なおかつ、学園長の周囲にも張った。
「すみません。少し動かないで下さいね。」
にっこり微笑んで、ケインは言った。
アレンの周囲に、明らかにこれまでとは違う、濃い魔力が溢れる。
それが、アレンの右手に集中していく。
右手が光を放ち一際強く輝いたと思うと、突然、消えた。
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