学園???

10/48
前へ
/276ページ
次へ
「えーーーーー。」 そう言いながら、ションボリするアレンにケインは言った。 「アレン様。封印2つに相当する指輪を作るという案はいかがです?そうすれば、普段は、まあ、ここの教員並みには、抑えられるかと。」 ケインの言葉に、アレンは顔を輝かせた。 「そうか!その手があったか。よし。1つ外して創るから、結界頼むな。」 アレンの髪は輝き始め、目は金色に輝きを放ち始めた。 ケインはため息をつくと、強力な結界を学園長室に張り、なおかつ、学園長の周囲にも張った。 「すみません。少し動かないで下さいね。」 にっこり微笑んで、ケインは言った。 アレンの周囲に、明らかにこれまでとは違う、濃い魔力が溢れる。 それが、アレンの右手に集中していく。 右手が光を放ち一際強く輝いたと思うと、突然、消えた。
/276ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2994人が本棚に入れています
本棚に追加