学園???

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その時、学園長は2人の前に2つの紙袋を置いた。 「それぞれに、学園の地図、指定のローブ、教科書、寮の鍵でもある生徒手帳。貴方達は、特待生として編入してもらいます。ここは、全寮制なので、生徒は、皆、寮に住みます。明日、朝8時にまた、此処へ来てください。寮の部屋は、最上階の特別室になりますから。」 ケインは、袋を2つ受け取ると、生徒手帳をアレンに渡して、自分も取ると地図を一目見て、袋に戻し、全部、ボックスにしまった。 「判りました。アレン様。参りましょうか?」 アレンはソファから立ち上がると言った。 「おう!行こうぜ。いやー。楽しみだねー。」 嬉しそうに、飄々と歩き出した。 ケインは、苦笑すると、微笑んで学園長に頭を下げて部屋を後にした。
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