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ラルと呼ばれた茶色い髪の男の子は、哀しそうな顔で言った。
「だってー。かわいそうじゃん。あいつは、主の命令で、僕を追ってるだけだもん。」
「でも、叩かないで返す事は出来ないでしょ?」
横にいた、緑の髪に緑の瞳の少女が言った。
その会話に、アレンは、クスリっと笑うと歩みを速めた。
ケインは、ため息をつくとその後について行った。
ゴーレムは近づいてくる。
生徒達は、構えようとした時、ゴーレムと生徒の間にアレンとケインは立っていた。
「な!ばか!危ない!どけ!」
慌てて、赤い髪の男が怒鳴った。
アレンは、クスクスと笑って言った。
「なんで、危ないんだ?」
のんびり、ラル達を振り返って話をしていたとき、ゴーレムは、目の前まで迫っていた。
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