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2人が歩き出そうとした時、声が上がった。
「待てよ!」
2人は、歩みを止め振り返った。
赤い髪の男の子は、アレン達を見ると言った。
「お前。凄いなあ。なんで、戦わずに、返せるんだ?」
その言葉に、アレンは詰まり、慌ててケインを見た。
{それは、俺が神だからーなんて、言えないじゃん。}
困りきって念話するアレン。
{だから、気を付けて下さいって事なんですよ。アレン様}
ケインは念話を返すと、生徒達に向き直り言った。
「我々が、あのゴーレムよりも強いのだと、感じてくれたから帰ってくれたのでは、ないのですか?」
にっこり微笑んで言うケインに緑の髪の少女と青い髪の少女は頬を染めていた。
赤い髪と金髪と茶色の髪の少年達はため息をついた。
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