美憂物語～名古屋編～

‡‡蝶の心‡‡

確か…
この辺みたいだけどなぁ。

地図と辺りを見比べながら飲み屋街のような、
裏通りへと入っていく３０手前のお水系女と中学三年生。

周りから見れば、
それは奇妙な組み合わせだったと思います。

｢ねぇ、お母さん。
…電話してみたら？｣

そうだね…
って！
そうじゃん。そしたら苦労しないじゃん！
何でもっと早く言わないのぉ！