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『‥‥‥うっ‥』
裸足で歩く彼女は力尽きたかのように、地面に倒れた
着ている服はボロボロ
傷口には泥が付き、痛みを感じる
"死"
そんな気分になった
人なんてもう信じれない‥
あの人が現れるまでは‥
「おい、女。」
優しい声が聞こえる
顔をゆっくりあげるとそこには、金髪の人がいた
「大丈夫か‥、名を何という?」
『‥‥ス、ノー‥』
「スノーか、‥‥さぁ。」
差し出された手に
ゆっくりと手を伸ばして
―――――触れた
その手は温かく、これが人の手だと理解した
その温かさに安心したのか、私は眠ってしまった
「どうするのだ、プリーモ」
「屋敷に運ぶ、何か疑問があるかG」
「いや、別に。彼女について調べるか?」
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