出会い

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眠っている彼女を見ながら目を細めた 低い声で「あぁ」といい、彼女を運ぶ 「傷だらけでござるな、屋敷に着いたら手当をしなければ‥」 「あぁ、部屋の手配もしてくれ」 『‥‥っ』 「‥‥?」 『‥あり、がとう‥‥』 かすれそうな声が聞こえた 寝言であろう言葉 その言葉にはしっかりと気持ちがこもっている ホントに感謝しているのだと分かった 屋敷につくなり女の部下にスノーの着替えをさせ、傷の手当もした ベッドに眠る彼女は 眠り姫のように心地よく眠っていた 「プリーモ」 「なんだ、アラウディ。彼女について何か分かったのか?」 「スノー、異国の者ということ。街の者からは"雪女""化け物"と言われている、以上だ」 「‥‥雪女?」 「彼女の容姿がそう言わせている原因だろう、ほかにも調べたがとくには‥」 「そうか。ありがとう」 「‥‥あの女、何かある」 扉の方を向くときにアラウディは言った 小さい声だが確かに聞こえた 「そうだな」 私も聞こえるかわからない声で言った
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