出会い

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『家族なんて‥』 私は異国の田舎の町に生まれた 生まれたときは、普通だった 私が目を開けるまでは 髪の毛は兄と同じ色 肌は白い 父に似た、鼻の形 目は‥‥誰にもない色 それを見た母は、叫んだ 「私の子‥がぁ!!!!」 「落ち着け母さん!!」 私が成長するたびに白さは増す 母は、私を見るのを恐れた 外に出ても恐れられる みんな私を避ける "雪女" 白いから、冷たそうな女、熔けてしまいそう‥ 町の者は私をそう言う ただ、一人だけは違った 「スノー、どうした?元気ないぞ」 『あ、‥‥‥』 迷う 私がお兄ちゃんって言っていいのか‥‥ 「お兄ちゃんって言ってみろよ!スノーは俺の妹なんだからさ」 『!、おにぃ‥ちゃん。』 「ほら、川に行こう。綺麗な花が近くにあったんだ!!スノーに見せたくてさ」 『うん!』 帽子を被れば誰かなんてあまりわからない 兄も帽子をかぶる 私は髪を帽子の中に入れる、そうすればばれる確率は少なくなるから 『わぁ!!!』 「な、綺麗だろ?」 『うん!』 「お前の笑顔は優しい笑顔だな!!俺はお前の笑顔、大好きだからな。笑うことを忘れるなよ」 『私、お兄ちゃんのこと大好き!』 兄は私より6歳離れている だからとても頼れるお兄ちゃんだ そして弱みは見せない だからお兄ちゃんが何言われてるとか、されてるとか知らなかった 「お前の妹、おかしいだろ」 「白いし、化け物かよ」 「‥‥‥おい、今何て言った。スノーの悪口を俺に言うのは我慢する。だが、スノーに言ったら‥テメーらただじゃ済まないぜ‥?」 「‥おい、ちょ‥‥こいつ本気かよ」 「行こうぜ‥‥」 偶然、見た お兄ちゃんが怒ったところ 私を守ってくれてることを知った たまに怪我をして帰ってくる時がある おそらく虐められた 私のせいで .
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