―確執―

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『おい、長太郎。・・・聞こえてねぇのかよ』 俺は覚悟を決め、いつもの様に 『・・・すいません、宍戸さん。何でしょう?』 俺は立ち上がり、宍戸さんを見ようとする。 ・・・・が、やっぱり見れない。 怪しまれると困るので、宍戸さんの顔をチラチラと見ることにした。 『今からオーストラリアンフォーメーションの練習やりてぇんだけどよ、その・・・付き合ってくれねぇか』 宍戸さんはやっぱり俺の顔を見てくれていない。 かすかに顔が赤いのは、夕日のせいだろうか? 『も、もちろんですよ。行きましょう。』 はぁ、俺はいつも通り話せているのだろうか・・・・?
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