―プロローグ―

2/2
前へ
/31ページ
次へ
俺が宍戸さんに出会ったのは、俺が初等科の6年生の時だった。 初めて見た宍戸さんは、向日さんと一緒に跡部さんと試合をしていた。 宍戸さんの、負けていても決して諦めないという信念が、俺に伝わってきて、その時は先輩として憧れた。 初めて話したのは、ゴールデンペアを結成する前。 宍戸さんが不動峰の橘さんに負け、絶望の淵にいるときだった。 俺はあの時の宍戸さんに戻って欲しくて、宍戸さんを支えたいと強く思った。 そして宍戸さんはダブルスプレーヤーとして復活した。 俺のサーブを素手で掴むという荒業をやってのけた宍戸さんに、俺は尊敬とは別の・・・ 決して抱いてはいけない想いを 抱いてしまった・・・
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加