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咲哉
『は~い。では、まずはこの学園のシステムから話したいと思いま~す。』
咲哉はニコニコしながら学園のシステムについて話を始めた。
1,この学園には成績順に上からブルー、イエロー、レッド、ブラック色の制服が与えられていること
2,1ヶ月に一度に行われる昇級試験に合格すれば、上のランクに上がれること
3,校内でのアンティルールによるデュエルは禁止ということ
4,学校内で独自で決められた禁止、制限リストで戦うこと
等が話された。
そして、その話の途中に……
???
「(まだ終わってはいないな……)」
先程まで屋上にいた少年が後ろの扉からゆっくりと体育館に入り、後ろの空いている席に座る。
???
「(説明してるのは咲哉さんか……。結構苦労してるんだな……。)」
少年は壇上で説明を続ける咲哉を見て内心呟く。
すると……
???3
「“龍(リュウ)”!!遅かったじゃないか。」
前に座っていた緑髮でテンパのかかった少年が小声で龍と呼んだ少年と話始める。
龍
「少しうるさいぞ…。“剣(ケン)”。」
すると、龍は小さくため息をつきながら剣と呼んだ少年に呟く。
剣
「ところで、お前どこ行ってたんだ?式の最中いなかったよな。」
と剣は首を傾げながら龍に聞くが、龍は黙って下を向いている。
そんな龍達を見ていた1人が…
???4
「どうせ、龍のことだ。屋上に居たんだろ?」
???5
「龍はあそこにいるのが好きだからな。」
剣の両隣に座っていた茶髪で長髪の少年と藍色の髪を短く伸ばした少年がさらに龍に話しかける。
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