プロローグ

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龍 「こっちの方が……、楽だ………。」 と言って龍は入り口の扉近くの壁に寄り掛かっている。 火渡 「ふむ。君がそう言うならいいだろう。さて、全員揃った所で本題に移ろうか。」 火渡は机に肘をつき手を組んで真剣な顔をする。 その様子を見た6人も顔を引き締める。 最も龍はダルそうに眼を閉じている。 火渡 「君達は数十年前に壊滅した“グールズ”と言う組織を知っているかい?」 火渡の問いかけに龍と咲哉以外はキョトンとして何言ってるんだこいつと言わんばかりの顔をしている。 火渡 「その様子だと知っているようだね。」 ???8 「当たり前です。グールズと言えばあの有名なデュエルキング“武藤遊戯”の活躍で壊滅したレアカードハンター組織ですよ。デュエリストなら知らない方がおかしいです。」 金髪の女子が火渡に向かってそう話す。 火渡 「そうだったね。では次に君達は最近八神市内で起きている事件を知っているかい?」 ???6 「事件ですか?」 今度はピンク色の髪をした女子が呟く。 ???4 「デュエルディスクを破壊され、そして敗北した人のデッキが消えているって言う事件ですか?」 火渡の問いかけに今度は茶髪の少年が答える。 火渡 「その通りだ。“一(カズ)”君。そして、最近襲われた人からある証言が取れたそうだ。」 剣 「ある証言?」 火渡の言葉に剣が首を傾げる。 そして… 咲哉 「襲ってきた人達はこう言っていたそうです。“我々の名前はグールズ。新たなリーダーを迎え生まれ換わったのだと”。」 6人 「「「「「「!!!!!!」」」」」」 6人は驚き眼を見開いている。
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