36人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし……
火渡
「おや?驚いていないようだね。龍君。」
火渡の言った通り龍は壁に寄りかかりながらいまだに眼を閉じている。
龍
「俺には……、なんの関係もない話だ……。」
龍はそう答えるが…
???8
「あんた、ふざけてんの!?私達と同じデュエリストが自分の誇りであるデッキを奪われてるのよ!?なんとも思わないわけ!?」
金髪の少女がソファーから勢いよく立ち上がり龍を睨み付ける。
そんな少女に龍は…
龍
「それがどうした……。デッキを奪われている=ただ単にそいつが弱いと言うことだろう………?そんなやつのために何故俺が悲しんだりしなければならない………。」
???8
「あんたねぇ!!!!」
少女は龍の前に行き胸ぐらに掴みかかる。
???8
「あんた、そんな考えしてるから落ちこぼれなんじゃないの!?この学園で唯一のブラックの癖に!!」
???6
「ちょ、ちょっと“華林(カリン)”ちゃん!!」
???7
「落ち着いて……」
ピンク色の髪の少女と藍色の髪の少女が華林と呼んだ少女の体を掴み龍から離そうとする。
咲哉
「4人共落ち着きなさい!!!!」
すると、咲哉が4人を怒鳴る。
咲哉
「龍君も龍君よ。私達は貴方達を争わせるために呼んだんじゃないんだから。」
咲哉が龍を宥めるが……
龍
「ふん………。」
龍はつまらんと言わんばかりに鼻で笑う。
火渡
「席についてくれ。今から君達を呼んだ理由を話そう。」
龍に掴みかかっていた華林とそれを止めようとしていた少女2人が華林と一緒にしぶしぶソファーに座った。
最初のコメントを投稿しよう!